数日前の新聞記事ですが、日本の中小企業の「守りの姿勢」が進み現預金をため込んできており、保有する額は2023年3月末時点で132兆円と10年前の約1.6倍になり、総資産に占める割合は2割強で大企業の3倍になったとのことです。 皆さんの会社ではいかかですか?
昔の話ですが私が在籍していたことのある中小企業での最初の仕事が社長とともに資金繰り(借入)に走ったという記憶があるので、現預金が手元にある安心感はよく理解できます。 現在この会社はキャッシュフローも大きく改善し健全な財務状況となっているので心配はないのですが、当時は大胆に投資をする決断は難しかったですね。
ですので日本経済の成長のためには、日本の企業数の99.7%を占める中小企業が多少のリスクをとってでも生産性向上や賃上げなどの投資に回すことができるようになるとよいのですが、経営者の気持ちを考えるとそれはなかなか難しいのは理解できます。 でも開発投資、設備投資、人材投資は自社の成長のためにも必要ですので、財務状況、特にキャッシュフローを考慮しつつ戦略的投資を検討していきましょう。
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「信頼営業力構築コンサルタント」
株式会社かなけん 金澤 健二
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