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営業職にはなりたくないという若者が増えています

2023/11/22

 最近は営業職にはなりたくないという若者が増えているそうです。 理由は厳しいノルマに堪えられない、次々と新しい人と会うので緊張感から解放されない、上司の指導が論理的でなく精神論が多く雑である、活動のプロセスはなかなか評価してもらえず結果だけで評価される、服装・髪型・持ち物など他の職種の社員より支出がかさむ、スマホ・メール文化の中で育ったのでそもそも面談や電話での会話が苦手、テレアポしても断られるばかりなので気持ちが萎える、その割には報われる制度が少ない・・・などでしょう。
 
 まして活躍したと言われる伝説の営業マンの成功話を聞くと、自分には無理だ、もともと向いていないのだと考える営業マンは多いと思います。
 
 このような時こそ社長の出番です。 このような若者が多くなっているという現実を理解した上で、活躍できる仕組みを作ることは会社として重要な経営課題です。
 
 自社の実力は業界の中でどういう位置づけなのか、市場環境はどうなっているのか、3年後・5年後にどういう会社になっていたいのか、競合はどのような状況なのか、などを分析・整理して目標の売上・利益の計画を立てましょう。 これが1点目に重要な「営業戦略」です。 そして営業マンに目標数値の妥当性やターゲットを理解してもらいましょう。
 
 次に重要なのは「活動の標準化」です。 一部のエース級の営業マンの属人化した活動に頼るのではなく、普通の営業マンでも新規獲得ができるようになる、あるいはリピート受注が増えるようになるとしたらうれしくなりませんか。 これにより普通の営業マンは「私でも売れそうな気がする」と自信を持てるようになります。 そして少しづつエース級が増えていきますよ。 
 
 3点目に重要なのは努力、プロセス、結果が報われる「表彰・評価制度」づくりです。 営業マンは「努力した甲斐があった」と満足感を持ちモチベーションが上がります。
 
以上3点「営業戦略」、「活動の標準化」、「表彰・評価制度の設定」を会社の中に仕組みとして構築していきましょう。 顧客からは「さすがは○○社の営業は違うね~」といわれるようになります。
  
 そうすれば営業職は嫌われる職種ではなくなり、顧客から感謝され、会社からも評価され、輝ける人生を送れるすばらしい職種であると理解してもらえることでしょう。

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「信頼営業力構築コンサルタント」
株式会社かなけん 金澤 健二
何かご相談されたいことがあればお気軽にご連絡ください。
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